日本の皆様。
日本観測史上最大の「東北・太平洋沖地震」の発生をテレビで知りました。
津波で押し流された家や車、そして、火災、家に戻れない方々。亡くなった方もおられます。負傷者もおられます。次々報道される災害状況を見て、1999年9月21日、台湾で起きた大地震を思い出すと同時に、現在の日本の皆様の不安や焦り、悲しみなどを思い、私は刃物で切り裂かれるような心の痛みを感じております。
人間には力の及ばない大自然の猛威を前に、畏敬の念は抱いても、決して「運命だ!」とあきらめないでください!元気を出してください!自信と勇気を奮い起こしてください!
今は、一刻も早く地震の余波が収まることと復旧を、遠い台湾の空の下でお祈りしております。
台湾元総統 李登輝
2011年3月11日午後8時
中文翻譯
日本民眾們,
我從電視上得知「東北關東大地震」是日本觀測史上最大的地震。
海嘯沖走無數家園、車輛,因火災而流離失所或負傷死亡的災情報導,令我回想起台灣一九九九年的「九二一大地震」。現在日本民眾所遭受的不安、焦慮與悲哀,如同利刃一樣,切割著我的心。
渺小的人類在大自然之前,即使懷著敬畏的心,也不要屈服於命運!別放棄!要有勇氣、有自信地奮鬥下去!
我們從遙遠的台灣,祝福你們可以早日從地震的餘波中復原。
台灣前總統 李登輝
二○一一年三月十一日午後八時
信件原稿